ども、まなvoodooです。
前使ってたキッチンバサミが古くなったから、
安くで売ってた貝印の関孫六のやつを買ってみた。
メーカーも有名な貝印だし、まぁ間違いはないだろうなと。
でもね、実際使ってみたら、豚バラの脂身のところで「ヌチャッ」
って潰れてしまってスパッと切れないんですよこれ。
以前のハサミはスッパスパ切れてたのに、
自分思いましたよ、
貝印!関孫六!名もなきこいつ(以前のハサミ)に負けてどうする!
実は自分、旋盤工でして、日夜金属を削ってるから刃物には少々うるさいんです。
正直このレベルの刃物を使ってたら仕事になりません。
まぁ価格の安さを考えれば、メーカーを攻めるのは酷かもしれないが、たとえ料理でも切れ味が悪いのはストレスでしかないんです。
というわけで、以前の「名もなきアイツ」の時のような快感を求めて、改めてキッチンバサミ探しの旅に出る事にした。
その中で少し気になったものがあったので、
キッチンバサミを探している人は、ぜひ読んで行って下さい。
現役旋盤工が気になるキッチンバサミ3選
①HAJIMEスマートシザーズ
まずこちらなんですけど、色々みてたら
「あっ、これアイツだ」と以前使っていたキッチンバサミを思い出したんです。
フォルムがよく似てるんですこれ。
旋盤工が唸る3つのポイント
1.「分解洗浄」
画像を見てわかる通り、こいつはパカっと二つに分解できる。
旋盤の工具もそうですが、手入れができない工具というのはどうしても精度が落ちる。
肉の脂を切った後に、隅々まで洗える構造は、
切れ味を求める上では「正解」だと考える。
2.明治から続く「関」の意地
皮肉なことに、こいつも関孫六と同じ岐阜県関市の生まれなんですね。
しかし、こいつは明治6年創業の老舗が「スマートシザーズ」という名前で出している。
大手メーカーの量産品(安価モデル)にはない、一本一本へのこだわりを期待させてくれる。
3.口コミ評価「4.82」の圧倒的信頼感
商品レビューを見れば一目瞭然。
「軽くて持ちやすい」「切れ味抜群」…。
平均評価がこれだけ高いのは、カタログスペックだけではなく、実際に「切れる」刃物を求めている層が、こいつの価値を認めている証拠だと思います。
税込価格:3,520円(送料無料)
私から一言
今回関孫六というブランドが安かったので、あまり考えずに買ってしまったけど、
この商品が自分への最適解かもしれませんね。
価格は3,520円。
関孫六よりは値は張るが、あの脂を切る時の「ヌチャッ」がなくなるかな、と思うと、決して高い買い物ではないと思います。
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②島部製作所キッチンスパッター(ツバメ三条)
次はこれ、刃物の聖地、燕三条が生んだ銘品「キッチンスパッター」。
燕三条の刃物と聞いたら、その完成度は折り紙つきですな。
旋盤工の唸りポイント
1.「剛性」という名の正義
画像を見てわかる通り、持ち手までオールステンレス製です。
HAJIMEや関孫六のような樹脂パーツがない。
つまり、力を入れた時に「しなり」や「逃げ」が起こらない。
剛性が高いという事で、剛性というのは、刃物自体が強いという事。
硬い骨でも脂身でも、力でねじ伏せる事ができる。
2.「110度の美学」セパレート構造
こいつの凄さは、ネジを使わずに「特定の角度(110度)に開くだけでバラせる」という精密な嵌合(かんごう)にあるんです。
特別な工具がなくても1秒で分解。
そして、熱湯消毒も食洗機もアルコールもOK。
手入れができない道具はNG、と考える職人にとって、このメンテナンス性の高さは特筆すべき点。
3.プロに選ばれる「細かなギザ刃」
刃先を見てみると、細かくセレーション(ギザ刃)が入っているんですね。
これが、あの「滑る脂身」を逃さないための仕掛け。
ツルツルの刃で滑るなら、食いつかせて切る。
理にかなった設計ですね。
税込価格:6,210円(送料無料)
私から一言
価格は6,000円オーバー。
正直キッチンバサミとしては、高級な部類ですよね。
しかしこのガタつきがない「工作精度」と一生モノとして使える「耐久性」を考えれば、旋盤工ときては、むしろ安く感じるほどです。
いい道具を手入れしながら使い倒すという、昭和な感じが今すごく新鮮にも思えます。
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③京セラ セラミックキッチンはさみ
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最後はこれ。金属を加工するのが仕事の私が、あえて紹介する「セラミック」という選択肢。
旋盤工の唸りポイント
1.「非金属」ゆえの絶対的清浄性
画像にもある通り、最大の特徴はサビないこと。 金属特有の金気(かなけ)が食材に移らないし、食洗機や除菌漂白もOK。 メンテナンスに神経を使わなくていいのは、忙しい台所では大きな武器になる。
2.驚異の軽さ75グラム
金属ハサミではありえない、わずか75gという軽量設計。 スリムで扱いやすいから、長時間の調理でも疲れにくい。 「重厚な剛性」とは真逆の、「軽快な取り回し」という正解がここにある。
3.セラミック刃特有の鋭い切れ味
ダイヤモンドに次ぐ硬度を持つファインセラミックス。 その硬さを活かした鋭い刃先が、滑りやすい皮付き鶏肉や脂身をスッと捉える。 金属刃が「逃げる」なら、こちらは「断つ」という感覚に近いかもしれない。
税込価格:8,726円(送料無料)
私から一言
正直、8,000円オーバーという価格は安くない。 セラミックゆえの「衝撃への弱さ(欠け)」というリスクもある。
しかし、サビを一切気にせず、常に鋭い切れ味を維持できるという「機能美」には、金属のプロとしても惹かれるものがあるのです。
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最後に
たかが、キッチンバサミなんですけど、実はなかなか奥深いものです。
関孫六なら間違いないだろ、と思って安易に購入したハサミが、納得のいく物じゃなかった事。
職人目線から選んでみたら、やはり、良いものはそこそこの値段がする事。
しかし、安い物を買って後悔するなら、きちんと吟味して納得のいく商品を選びたいものです。
今回私が失敗した貝印の関孫六も、鍛造班など高品質なものもあるようです。
みなさんも、どうせなら良い物、納得のいく逸品を探してみてはいかがですか?
今回の私の記事が参考になれば幸いです。
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